粘度が高く塗りにくい遮熱塗料も規格どおりの施工で。

~優れた高反射塗料+きちんとした施工で、100%の効果を!

 

遮熱性能を十分発揮させる塗装とするためには・・

①屋根の高圧洗浄の徹底
②面積に見合った塗料を使う
③薄めすぎをしない
④乾燥時間
⑤3度塗り

などの要素を守ることがとても重要になってきます。

そのことを「塗装仕様」といいいます。

 下記の仕様は、すべて標準のものです。被塗物の形状、素地の状態、気象条件、施工条件などによりそれぞれ多少の幅を生じることがあります。


塗り重ねの際の乾燥時間を間違えると、縮み、割れ、乾燥不良などが起こります。塗料の塗り重ねは所定の塗り重ね乾燥時間を守っておこなうことが大切です。

また、遮熱塗料は、特殊な調色をおこなっていますので、使用量が少なくなると、色相が変化して見えたり、十分に隠ぺいしなかったり、遮熱性能が低下するなどの場合があります。

特に遮熱塗料や断熱塗料そのままは、粘度が高くドロドロ状態のため薄く延ばして施工しがちになります。

必ず標準塗装仕様を厳守して、十分な使用量が得られるようにして、おこなうことが重要になり、そこではじめて節電効果となります。

優れた塗料を選んでも施工をきちんと行わないと、その良さが100%生かされません。

施工については、必ず良心的な専門業者を選んで行うようにしましょう。

神奈川県内の工事については、私たち横浜の塗装職人が施工のお手伝いをさせていただきます。

住宅用屋根、波形スレート屋根 ≪メーカー施工仕様≫

工程 塗料名 塗り回数 使用量(kg/㎡/回) 塗り重ね乾燥時間(23℃) 希釈剤 希釈率(%) 塗装方法 膜厚/回(μm)
下地調整 ごみ、ほこり、かび、こけ、藻など、付着物は入念に除去する。素地に近づけ9.8MPa(=100kg1/c㎡)以上の高圧水洗が望ましいが、高圧水洗ができない場合はホースで水を流しながら金属ワイヤブラシなどを用いて清掃する。水洗い後は翌日まで乾燥させる。旧塗膜がある場合は、浮いたり、割れたり、膨れたりしている劣化塗膜、露出している着色セメント層を入念に除去する。十分に付着している活膜は残してよい。
下塗り サーモアイシーラー 1~2 0.14~0.28 4時間以上5日以内 無希釈 - はけ、ウールローラー、エアレススプレー -
上塗り 4フッ化フッ素 サーモアイ4F 2 0.15~0.18 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -
シリコン サーモアイsi 2 0.15~0.18 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -
耐UV特殊ウレタン サーモアイUV 2 0.15~0.18 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -
縁切り 水切部で化粧スレートの上下の重なり部分が塗料でつまっている個所は縁切りを行う。

*1 ぬれ感がでるまでを目安にします。素地への吸い込み箇所がある場合は、その部分を増し塗りししてください。
*2 高温下では硬化反応が著しく速まるため、上塗りを3日以内塗り重ねてください。塗り重ね時間があくと、上塗りの密着が悪くなります。その場合は、再度下塗りを塗装するか、ペーパーをかけるなどしてください。

鋼板屋根、トタン屋根 ≪メーカー施工仕様≫

工程 塗料名 塗り回数 使用量(kg/㎡/回) 塗り重ね乾燥時間(23℃) 希釈剤 希釈率(%) 塗装方法 膜厚/回(μm)
下地調整 膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜、さび、付着剤などの周辺をワイヤーブラシ、ケレン棒などで除去する。溶接部のさびは、電動工具で除去する。
油脂分、水分は溶剤拭きを行い清浄な面とする。
(補修塗り) サーモアイプライマー 1 0.16~0.18 4時間以上5日以内 塗料用シンナーA 0~10 はけ、ウールローラー -
0~5 エアレススプレー -
下塗り サーモアイプライマー 1 0.16~0.18 4時間以上5日以内 塗料用シンナーA 0~10 はけ、ウールローラー -
0~5 エアレススプレー -
上塗り 4フッ化フッ素 サーモアイ4F 2 0.12~0.14 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -
シリコン サーモアイsi 2 0.12~0.14 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -
耐UV特殊ウレタン サーモアイUV 2 0.12~0.14 3時間以上7日以内 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー -
0~10 エアレススプレー -

*1 高温下では硬化反応が著しく速まるため、上塗りを3日以内塗り重ねるようにします。
塗り重ね時間があくと、上塗りの密着が悪くなります。その場合は、再度下塗りを塗装するか、ペーパーをかけるなどしてください。

住宅用化粧スレート屋根、波形スレート屋根(1液Si・水性Si)

工程 塗料名 塗り回数 使用量(kg/㎡/回) 塗り重ね乾燥時間(23℃) 希釈剤 希釈率(%) 塗装方法 膜厚/回(μm)
下地調整 ごみ、ほこり、かび、藻など、付着物は入念に除去する。素地に近づけ9.8MPa(=100kg1/c㎡)以上の高圧水洗が望ましいが、高圧水洗ができない場合はホースで水を流しながら金属ワイヤーブラシなどを用いて清掃する。水洗い後は翌日まで乾燥させる。旧塗膜がある場合は、浮いたり、割れたり、膨れたりしている劣化塗膜、露出している着色セメント層を入念に除去する。十分に付着している活膜は残してよい。
下塗り 素地の劣化が表層の場合 ニッペ1液ベストシーラー 1~2 0.15~0.30 3時間以上7日以内 無希釈 - はけ、ウールローラー、エアレススプレー -
素地の劣化が著しい場合 ニッペシリコンベスト強化シーラー 1~2 0.20~0.40 2時間以上7日以内 無希釈 - はけ、ウールローラー、エアレススプレー -
上塗り シリコン(1液弱溶剤タイプ) サーモアイ1液si 2 0.15~0.18 3時間以上 塗料用シンナーA 0~5 はけ、ウールローラー、エアレススプレー -
シリコン(1液弱水性タイプ) サーモアイ水性si 2 0.15~0.18 2時間以上 水道水 0~5 はけ、ウールローラー、エアレススプレー -
縁切り 水切部で化粧スレートの上下の重なり部分が塗料でつまっている個所は縁切りを行う。

注)「サーモアイシーラー」と組合せての使用は可能です。ただし、上塗りの隠ぺい(かぶり)には注意してください。
塗り替えで塗膜が全面に残っている場合には、「ニッペシリコンベスト強化シーラー」は旧塗膜を膨潤させたり、縮みを起こしたりすることがありますので、「ニッペ1液ベストシーラー」を塗装してください。

注)「ニッペシリコンベスト強化シーラー」塗装後、旧塗膜の残っている部分で塗膜が浮いたり、縮んだりした箇所は、皮すきなどで塗膜を除去するようにします。除去後、その箇所には、再度「ニッペシリコンベスト強化シーラー」を塗装するようにします。

*1 ぬれ感がでるまでを目安にします。素地への吸い込み箇所がある場合は、その部分を増し塗りししてください。
*2 高温下では硬化反応が著しく速まるため、上塗りを3日以内塗り重ねてください。塗り重ね時間があくと、上塗りの密着が悪くなります。
その場合は、再度下塗りを塗装するか、ペーパーをかけるなどしてください。

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