海老名市で厚膜に仕上げる遮熱塗装

今回は横浜から少し離れ、海老名市で施工した屋根塗装の工程です。
使用した遮熱塗料はサーモアイ。太陽光の赤外線を、下塗りから上塗りまでトータルで高反射させる塗料です。屋根に塗装することで、夏場の屋根温度の上昇を抑制させて2階部屋の室温も低下させます。

屋根下塗り写真

まずは屋根の下塗り、サーモアイ専用シーラーをたっぷり塗布していきます。このシーラーにも遮熱性能がありますし、下地と塗料の密着性も向上させます。吸込み止めの効果もあるので、上に重ねる塗料の塗りムラを防いでしっかりとした塗膜を形成。雪止め金具や雨押さえなどの鉄部にはサビ止め材を塗布したので赤錆び色に仕上がっています。

屋根中塗り写真

下塗り後、サーモアイ主材で中塗りです。屋根材の目地やローラーの入りにくい細部は、先に刷毛で塗装しておきました。これを専門用語でダメ込みと言うのですが、塗り残しや掠れを防いで全体に均一な厚みの塗膜をつけます。下塗りが白いので掠れているところは判りやすいですね。たっぷり塗料を重ねて耐久性のある厚膜に仕上げます。

屋根上塗り写真

3度塗りの最後は上塗りです。中塗りまでにつけた塗膜に、さらに厚みをつけながら光沢を付加して美しく仕上げます。太陽の光を浴びて、塗料のきれいな光沢が輝きを放っていますね。
屋根塗装は屋根を保護するために行うものですが、美観もしっかり考慮して塗り上げました。施工前のブラウンから、落ち着いた赤系の色になり印象も大きく変わった感じがします。サーモアイはカラーバリエーションも豊富なので、外壁との組み合わせをいろいろ考えるのも楽しいひと時かもしれません。

 

一級塗装技能士の柳澤による、屋根上塗りの動画。

 

屋根縁切り写真

塗替えが完了しました。縁切りをして、塗料によって詰まってしまった屋根材の重なりに隙間を開けます。この状態のままでは、わずかに空いている隙間から水が入った場合、吸い上げられて雨漏りの原因になることも考えられます。一箇所ずつ皮スキ(金ベラ)で、丁寧に隙間を作っていきました。タスペーサーという資材を入れて塗装することもありますが、その上を歩くと屋根材が割れる危険性もあるため、今回は全て手作業で行っています。

写真と詳細な説明つきの工程ページ

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